本
あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続 (角川文庫)作者:宮部 みゆきKADOKAWAAmazon 収録作品:「開けずの間」「だんまり姫」「面の家」「あやかし草紙」「金目の猫」 読み終わった本の記録。 表題作「あやかし草紙」で、おちかが嫁入り。これまで語られてきた…
三鬼 三島屋変調百物語四之続 (角川文庫)作者:宮部 みゆきKADOKAWAAmazon 収録作品:「迷いの旅籠」「食客ひだる神」「三鬼」「おくらさま」 読み終わった本の記録。 これまでよりぐっと分厚い本の、そして4編。つまり1編が長く、ちょっとした1冊分くらいあ…
泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)作者:宮部 みゆきKADOKAWAAmazon 収録作品:「魂取の池」「くりから御殿」「泣き童子」「小雪舞う日の怪談語り」「まぐる笛」「節気顔」 読み終わった本の記録。 「さんのつづき」ってのがおしゃれです。この作品…
あんじゅう 三島屋変調百物語事続 (角川文庫)作者:宮部 みゆきKADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。 収録作品:「逃げ水」「藪から千本」「暗獣」「吼える仏」 「薮から千本」からお勝、「暗獣」から若先生(青野利一郎)が登場する重要な巻のような気がす…
変な家2 ~11の間取り図~作者:雨穴飛鳥新社Amazon 読み終わった本の記録。Amazonのプライム感謝祭でつい買ってしまった。 別にファンという自覚は無いんだけど、これで計3冊もKindle版で買って読んだことになる。熱狂的に好きな人みたいだ。今読まれている…
おそろし 三島屋変調百物語事始 (角川文庫)作者:宮部 みゆきKADOKAWAAmazon 収録作品:「曼珠沙華」「凶宅」「邪恋」「魔鏡」「家鳴り」 読み終わった本の記録。 時代小説は苦手という意識があって遠ざけてきてしまったのだが、ついに宮部みゆきのライフワー…
スタープレイヤー (角川文庫)作者:恒川 光太郎KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。再読。 読んだの6年前か。大筋は覚えていたとはいえ、装置と仕組みしか覚えておらず、細かいところやプロット、主人公の性別さえ覚えていなかった。自分がちょっと心配に…
我が家のヒミツ (集英社文庫)作者:奥田英朗集英社Amazon 読み終わった本の記録。 虫歯とピアニスト 正雄の秋 アンナの十二月 手紙に乗せて 妊婦と隣人 妻と選挙 まさかのシリーズ物でした。『家日和』から始まる家シリーズというものらしい。しかしあとがき…
噓つきジェンガ (文春e-book)作者:辻村 深月文藝春秋Amazon 読み終わった本の記録。刊行2022年。こんな最近の本を手に取ってしまって恐縮ですわ。税金でいっぱい買ってもらおう 2020年のロマンス詐欺 5年目の受験詐欺 あの人のサロン詐欺 タイトルで分かるよ…
<新版>日本語の作文技術 (朝日文庫)作者:本多 勝一朝日新聞出版Amazon 〈新版〉実戦・日本語の作文技術 (朝日文庫)作者:本多 勝一朝日新聞出版Amazon 読み終わった本の記録。Kindleで購入。学生のころに一度読み、大変助けられた。『実戦・~』は初読。 この…
満願(新潮文庫)作者:米澤穂信新潮社Amazon 読み終わった本の記録。 ずっと読みたいと思ってて、しかし読んだような気が勝手にしていて、なかなか整理のつかなかった作品。珠玉の短編集なので、これは一度読んだら忘れないでしょうね。もちろん初読でしたね…
老ヴォールの惑星作者:小川一水早川書房Amazon 読み終わった本の記録。Kindle版。 すぐ読むのはもったいないと思いながら、たぶん一年くらい積んでいた。そして読む時もちょっとずつ読んだ。 『天冥の標』以来だった。物語の芳醇な世界を日本人作家の日本語…
町長選挙 ドクター伊良部作者:奥田 英朗文藝春秋Amazon 読み終わった本の記録。 初出2005年頃。文庫化2009年3月。 神経科の伊良部先生が活躍するシリーズの3作目。『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』『町長選挙』そしてまさかの4作目『コメンテーター』が…
プリテンド・ファーザー (集英社文芸単行本)作者:白岩玄集英社Amazon 読み終わった本の記録。 友人(未読の)に勧められて借りて読んだ本。スマホにメモをとりながら読んだのは久しぶりでした。そこから何をどう取り出して書けば良いのか、考えると目が覚め…
夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)作者:連城 三紀彦宝島社Amazon 読み終わった本の記録。 たっぷり。短編9編。 久しぶりに連城三紀彦を読んだけど、こんなに「密度」が高かったかと驚く。本著はたぶん、1か月くらいかけてゆっくり読むべき作品集だと思う。図…
月の満ち欠け作者:佐藤 正午岩波書店Amazon 読み終わった本の記録。 直木賞受賞作。 文章はさすがに上手くて面白く読んだけど、後半にいくにつれてちょっと合わないかも感が強くなってきちゃった。 何を書いてもネタバレを含むので、申し訳ない。だいぶ前の…
52ヘルツのクジラたち【特典付き】 (中公文庫)作者:町田そのこ中央公論新社Amazon 読み終わった本の記録。5日くらいかけてゆっくりと読んだ。 毒親。欠落。届かない声。愛。 三島貴瑚。アンさん。新名。美晴。そして〈52〉 比較的近くに読んだ、凪良ゆう『流…
テスカトリポカ (角川文庫)作者:佐藤 究KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。Kindle版。 直木賞受賞当時にとても気になっていて、ようやく読みました。買いました。 素晴らしく面白かった。面白くてかつ「また読みたい」となる本というのはとても貴重だと…
百舌鳥魔先生のアトリエ (角川ホラー文庫)作者:小林 泰三KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。 ダーク、グロテスク、ファンタジー。 怖くて痛いのに、文章が上手すぎて先が気になってつい読んでしまう。めちゃくちゃ「力」のある短編集だと思う。 ジョグゴ…
若い読者に贈る美しい生物学講義――感動する生命のはなし作者:更科 功ダイヤモンド社Amazon 読み終わった本の記録。 普段読まないタイプの本を借りて読みました。とてもいい入門書だった。 なんとなく疑問に感じていた部分を、あーそういうことだったのね、と…
兇人邸の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ作者:今村 昌弘東京創元社Amazon 読み終わった本の記録。 「邸」の図解が、どんどん難解になっていく!落とす格子っどんなやつや。梯子ではなく檻のようなイメージでよいのでしょうか。 前2冊より話が入り組んでいると…
魔眼の匣の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ (創元推理文庫)作者:今村 昌弘東京創元社Amazon 読み終わった本の記録。 前回の屍人に続いて、今回は魔眼(予知能力)が舞台。いいですねとても緻密です。 今回は登場人物が絞られていたこともあってより読みやすか…
屍人荘の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ (創元推理文庫)作者:今村 昌弘東京創元社Amazon 読み終わった本の記録。 正直ずっと気になっていた。「特殊設定ミステリ」の金字塔に触れるべく。 地図や登場人物を見返しながら楽しく読みました。あんまりこういう読…
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)作者:冲方 丁文藝春秋Amazon 読み終わった本の記録。 タイトルや映画のイメージで勝手に想像していたより「怒れる男達」のオマージュだった。寓話か説教かと身構えていたけれど、そんなことよりミステリだった。 著者…
黒牢城 (角川書店単行本)作者:米澤 穂信KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。 直木賞受賞の際に大きなニュースになっていたのを覚えている。そのときは米澤作品を読んだことが一度も無かったので、どういう作風なのかまったく想像もできていなかった。 彼…
Team・HK (徳間文庫)作者:あさのあつこ徳間書店Amazon 魔女の腐乱死体 訪問者は誰? 読み終わった本の記録。 何かの本の巻末の広告で見て、いつか読みたいなと思っていた作品。たまたま目に入って手に取れて良かったです。 でも、ライトです。でもなんか主人…
営繕かるかや怪異譚 その参作者:小野 不由美KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。 巻の1からずっと面白い。そして人物たちを好きになっていってしまう。尾端はもちろん、智章さん、堂原さん好き…。 待ち伏せの岩 火焔 歪む家 誰が袖 骸の浜 茨姫 ほとんど…
此の世の果ての殺人作者:荒木あかね講談社Amazon 読み終わった本の記録。 筆致に瑞々しさを感じた。江戸川乱歩賞受賞作であることと、それを最年少で獲ったということが先に頭に入ってしまってるせいではあるんですが。それにしても。 舞台装置としての「隕…
営繕かるかや怪異譚 その弐 (角川文庫)作者:小野 不由美KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。 家に一人でいても、ぎりぎり怖くならないホラーとハートの間。 挑戦的な編も多い。
本と鍵の季節 〈図書委員〉シリーズ (集英社文庫)作者:米澤穂信集英社Amazon 読み終わった本の記録。 久しぶりに「ミステリー」を読ませてもらったという気がする。語り口が爽やかで、終始楽しかった。 僕は「ない本」の編が綺麗で切なくて良かった。 終盤に…