奥田英朗『空中ブランコ』

空中ブランコ ドクター伊良部作者:奥田 英朗文藝春秋Amazon 読み終わった本の記録。 朝の通勤、仕事中、ひとり飲みで、ずっと読んで読み切ってしまった。素晴らしいテンポと読みやすさと面白さだった。 心が壊れるのはほんの些細なことで始まる。何かが狂っ…

奥田英朗『イン・ザ・プール』

イン・ザ・プール ドクター伊良部 (文春文庫)作者:奥田 英朗文藝春秋Amazon 読み終わった本の記録。 おもしろい!多作な著者なので、楽しみが増えた。嬉しい。

吉田修一『路』

路 (文春文庫)作者:吉田修一文藝春秋Amazon 読み終わった本の記録。 読むときの自分の精神状態があんまり落ち着いてなかったなと思う。 台湾、新幹線、群像。人と温度が良かった。

貴志祐介『我々は、みな孤独である』

我々は、みな孤独である (ハルキ文庫)作者:貴志 祐介角川春樹事務所Amazon おーう。1日で読み切ってしまった。なんというか、『ガダラの豚』を思い起こさせるような序盤~中盤だった。 貴志祐介作品は、初期のホラー、ミステリーにしか触れてこなかったから…

東野圭吾『パラドックス13』

パラドックス13 (講談社文庫)作者:東野 圭吾講談社Amazon 読み終わった本の記録。 こんな設定の著作もあったのかと驚いた。 ただ、SFならそれらしく、パニック物ならそれらしく、ヒューマンドラマならそれらしく、もっと遠大な書き込みができそうな素材に思…

津村記久子『ワーカーズ・ダイジェスト』

ワーカーズ・ダイジェスト (集英社文庫)作者:津村 記久子集英社Amazon ワーカーズ・ダイジェスト オノウエさんの不在 この機微。この慎ましくも押し寄せてくる固有名詞の波。人や生活をぐわっと浮かび上がらせてくる。 派手なことは起きないが、ちょっとした…

東山彰良『どの口が愛を語るんだ』

どの口が愛を語るんだ作者:東山彰良講談社Amazon 読み終わった本の記録。題名に偽り無し。 鬱屈としている。そのままならない日々の中で、それでも愛みたいなきらめきを語る人物たち。 猿を焼く ☆☆ イッツ・プリティ・ニューヨーク 恋は鳩のように ☆☆ 無垢と…

垣根涼介『君たちに明日はない』

君たちに明日はない(新潮文庫)作者:垣根涼介新潮社Amazon 読み終わった本の記録。 読み終わったあとに調べたら、まさかの5作も出ているシリーズだった。 いわゆる小説で、「こういうお仕事ありそう」なリアリティが大変に強かった。抑制が効いているという…

蓮見恭子『メディコ・ペンナ』

メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談作者:蓮見恭子ポプラ社Amazon 読み終わった本の記録。久しぶりに小説を読んだ。表紙で選ぶ。 万年筆と神戸と、ちょっと〈人生が変わる〉物語。 取材だけでなく、たぶん筆者が万年筆がすごく好きなんだろうなーと感じた。 …

道尾秀介『風神の手』

風神の手 (朝日文庫)作者:道尾 秀介朝日新聞出版Amazon 読み終わった本の記録。 わたしの精神状態か平時ではなかったので、読んだというより目が滑ってしまった。申し訳ない。 『満月の泥枕』に近い構成・読後感に感じたわ。 プロットが複雑だけど、風は吹く…

伊坂幸太郎『サブマリン』

サブマリン (講談社文庫)作者:伊坂幸太郎講談社Amazon 読み終わった本の記録。 内容はなかなか重いが、筆致は明るくてよかった。陣内さんに救われる話。 まさかのこれ続き物っていうことを知らなくて、またもや2作目から読んでしまった。 これは、電車に乗っ…

新井素子『チグリスとユーフラテス』

チグリスとユーフラテス作者:新井 素子集英社Amazon 読み終わった本の記録。ずっと前、たぶん3年くらい前に知り合いからこの本を紹介されていた。なかなか見つけられずにようやく手に取ることができた。 「ひとに紹介できるほどの本」というのはすごい。すっ…

綿矢りさ『ひらいて』

ひらいて(新潮文庫)作者:綿矢 りさ新潮社Amazon 読み終わった本の記録。 これも友人があげていた本で、たまたま見つけて手に取ったもの。純文学の作品は読む下地や素養ができてなくてすごく肩の力を入れて読んでしまう。そしてこう純文学に恋愛と言う要素…

貴志祐介『鍵のかかった部屋』

鍵のかかった部屋 「防犯探偵・榎本」シリーズ (角川文庫)作者:貴志 祐介KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。 怖い本を読んだ直後だったので、こういうライトな本が読めて良かった! しかしシリーズものとは知らず、3作目から読んでしまうという醜態(も…

貴志祐介『天使の囀り』

天使の囀り (角川ホラー文庫)作者:貴志 祐介KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。 友人の一人から書名を聞いていて、そういえば貴志祐介作品の中でも避けていたなと思っていた。新しい図書館にはこういう少し前のエンタメ作品が充実していたので、これを機…

恒川光太郎『滅びの園』

滅びの園 (幽BOOKS)作者:恒川 光太郎KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。 新しく近所にできた図書館に行ってきた。(午前中から活動したの偉すぎる)めちゃくちゃきれいで緊張してしまった。やたらと椅子が多かった。蔵書数は多くなさそうだったけど、い…

伊坂幸太郎『火星に住むつもりかい?』

これほど、ネタバレを先に読みたいと思った小説は初めてである。冒頭の不穏さのフックから、平和警察〈魔女狩り〉の過程が心が痛すぎる。 何かのメタファーであり、何かの寓話であるだろうという(例えば独裁や検閲や相互監視社会)メタに意識を飛ばさないと…

津村記久子『ポトスライムの舟』

ポトスライムの舟 (講談社文庫)作者:津村 記久子講談社Amazon 読み終わった本の記録。 芥川賞受賞作。表題作「ポトスライムの舟」と「十二月の窓辺」の2編収録。 どういうわけか、なんとなく手にとった『ポースケ』を先に読んでしまっていた。見覚えのある名…

冲方丁『アクティベイター』

アクティベイター (集英社文芸単行本)作者:冲方丁集英社Amazon 読み終わった本の記録。 アクションの描写に定評がありすぎる問題。まるで映画みたいだった。役者と予算が許されれば、実写化されるのではないだろうか。(主に日中感情的に難しいだろうか) サ…

吉田修一『犯罪小説集』

犯罪小説集 (角川文庫)作者:吉田 修一KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。 どこかじとじとというか、肉感的というか、煤と湿り気のようなものが漂う。 はっきりとは分からないが、ある程度実際の事件を下敷きにしていると思う。「曼珠姫午睡」と「万屋善…

劉 慈欣『三体Ⅲ 死神永生』

三体Ⅲ 死神永生 上作者:劉 慈欣早川書房Amazon 三体Ⅲ 死神永生 下作者:劉 慈欣早川書房Amazon 上巻を読み終わる。2022年1月18日。 『三体Ⅲ 死神永生』〈シシンエイセイ〉の上巻を読み終わる。壮大すぎて楽しい。Ⅱ黒暗森林より好きかもしれない。というかあの…

冲方丁『天地明察』

天地明察(特別合本版) (角川文庫)作者:冲方 丁KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。いや大変。大変におもしろかった。 時代小説ものに苦手があってどうしても遠ざけてしまうわたし。ただこれは日本語の古め加工というかデフォルメがちょうどよくて抵抗な…

菅浩江「博物館惑星」『不見の月』『歓喜の歌』

不見【みず】の月 博物館惑星Ⅱ (ハヤカワ文庫JA)作者:菅 浩江早川書房Amazon 歓喜の歌 博物館惑星Ⅲ (ハヤカワ文庫JA)作者:菅 浩江早川書房Amazon しばらく本を読み続ける気分じゃなくて、前回第1作の『永遠の森』を読了してから、3作目『歓喜の歌』まで読み…

荻原浩『ストロベリーライフ』

ストロベリーライフ作者:荻原 浩毎日新聞出版(インプレス)Amazon 読み終わった本の記録。 🍓✋🗻

杉下守弘『言語と脳』

言語と脳 (講談社学術文庫)作者:杉下 守弘講談社Amazon 読み終わった本の記録。

津村記久子『八番筋カウンシル』

八番筋カウンシル (朝日文庫)作者:津村記久子朝日新聞出版Amazon 読み終わった本の記録。 複雑に絡んだもやもやを、熱いお茶で飲み下せたような、最後にはもうちょっとがんばろうと思わせてくれるような感じがした。 本書で読書感想文を書け、とか学生の頃に…

東山彰良『夜汐』

夜汐【電子特典 東山彰良×葉室麟 対談「歴史は、草莽に宿る」収録】 (角川書店単行本)作者:東山 彰良KADOKAWAAmazon 読み終わった本の記録。 日本の歴史の知識がわたしには本当に欠けているので、幕末から明治、新選組の時代ということは分かっても、それ以…

寺澤盾『英語の歴史』

英語の歴史 過去から未来への物語 (中公新書)作者:寺澤盾中央公論新社Amazon 読み終わった本の記録。 たいへん面白く読んでしまった。こういう新書はけっこう構えて読んでしまうのだが、そういうこともなかった。 英語に造詣があるわけでもないけれど、中学…

辻村深月『傲慢と善良』

傲慢と善良作者:辻村 深月朝日新聞出版Amazon きつーい。「傲慢」と「善良」の交互爆撃がきつい。どんどん逃げ道が閉ざされていく感じである。辻村節の極致である。 いやいやそうは言ってもね、と口を挟みたくなるのを、次の行でもう「はい、もうおっしゃる…

吉田修一『初恋温泉』

初恋温泉 (集英社文庫)作者:吉田修一集英社Amazon 読み終わった本の記録。温泉を舞台にした男女の短編。短いんだけどなんか残ったのが「ためらいの湯」だった。 温泉いいな行きたいな。いい年にもなったし、なんというかむしろ一人で行ってみたい気がしてき…