宮部みゆき『ペテロの葬列』

ペテロの葬列

ペテロの葬列

読み終わった本の記録。長い作品ですが(返却期限に追われつつという素晴らしいトルクもあって)新鮮なうちに読み終えられました。

前作『名もなき毒』を読んだのがずいぶん前のことです。内容を申し訳ない、ほぼ覚えていないのですが、たぶんそれを読んだときにはまだ〈子供〉だったなぁとは思います。私はまだサラリーマンじゃなかった気がする。ちょっとね、読み直したいと思いました。

宮部さんの著作を読むのもまた久しぶりで、優しいまなざしと語り口に癒されました。

最近色々な方の小説を読んできてますが、宮部みゆきのミステリーみたいに、いくつものエピソード(それも一見関係なさそうなつながり)を次々に出して閉じてまた出して結んで開いて……という手法は、わりと珍しい方はのではないかと思えてきました。

主人公 杉村三郎は“地味などこにでもいそうな”サラリーマンとして描かれてきてますが、その妻に語らせたように、ほぼスーパーマンですわ。驚異のコミュニケーション能力と洞察力。何より体力(仕事もしながら調べごともして面倒もみてって常人の域ではほぼ無理)

次の活躍に期待したいと思います。

道尾秀介『花と流れ星』

読み終わった本の記録。

安楽椅子探偵、真備庄介。読みやすくおもしろかった。シリーズこれまでの長編とは異なり、短編集。怖さ・凄惨さが弱めで良いです。

本来の順番は①『背の眼』②『骸の爪』③『花と流れ星』のようですね。見事に無視して②を先に読んでしまっていたのですが、これでようやく点と線が繋がって、道尾フリークスの顔ができそう。


  • 流れ星のつくり方
  • モルグ街の奇術
  • オディ&デコ
  • 箱の中の隼
  • 花と氷

辻村深月『ふちなしのかがみ』

ふちなしのかがみ (角川文庫)

ふちなしのかがみ (角川文庫)

読み終わった本の記録。

辻村先生の著書ね、ホラーはホラーっぽい表紙にしてほしい。油断してまして読み進めましたらめっさ怖うございました。短編集なので全部が全部ではないのですけれど、序盤めっさ怖かった。

疎外感、孤独感、認識の歪み。それも少しずつ生じていくズレみたいなものを描くのが本当にうまい。行と行、文と文の間に落とされていくような感覚がする。「このクラスを2つに分けたときの、上の方、下の方」のようなキモチの揺れの表現の確からしさ。

表題作「ふちなしのかがみ」は本当に傑作でした。恐れと願望と現実がぱたんぱたんと裏返る。「八月の天変地異」はさわかやな救いがあって、ラストにあることがとても幸い。


  • 踊り子の花子
  • ブランコをこぐ足
  • おとうさん、したいがあるよ
  • ふちなしのかがみ ☆☆☆
  • 八月の天変地異 ☆☆

井上夢人『the SIX』

the SIX ザ・シックス (集英社文庫)

the SIX ザ・シックス (集英社文庫)

読み終わった本の記録。

少年少女の超能力もの。中編長編。全体に暗すぎず、読後感がよかった。

2019年 捨ててよかったもの

年末には「買ってよかったもの」の記事が興隆していましたが、私は身辺のものを捨てまくっておりました。せっかくなので記録しておきます。大掃除は現在もなお進行形です。モノは減らしていくべきですね。

パソコン

  • 今回捨てたもの
  • Chromebookはまだ使えたし、気に入ってもいたけれど、2020年7月にはそのサポートが切れるので、この機会に手放すことにしました。
  • PCの捨て方って本当に分からなかったんです。有償?メーカー依頼?どう依頼するの?的な。都市鉱山プロジェクトに出遅れたのも悪かった。
  • これが今は、無償で回収・廃棄してくださるところがあることを知りました。よく分からない業者だと怖いけれど、自治体(区役所)のWebページからも誘導があったので、たぶん大丈夫でしょう。
    • 【国認定】パソコンの無料回収(処分・廃棄)サービス「リネットジャパン」
      • 佐川の方が回収に来てくださる。土日でも対応してもらえるのが嬉しかった。
      • これもっとアピールするといいのになーと思った。「捨て方が分からないから、古い環境をずっと使っている」「気軽に捨てられるなら、もっと気軽にPC買い替えたい」という私のような人って、実はたくさん居るのではないかしら。

古い携帯電話・iPhone

  • ガラケー3つと、iPhone 3GS/4S/5s
  • Apple Storeが激混みでだめだったけど、ドコモショップで引き取ってもらえた。商売でしょうから仕方ないとはいえ、意図不明なアンケートを書かせるのはどうかなと思いました。
  • iPhoneについては、一つ前の機種を家用で使っていたものでまぁ捨てられずにおりました。今も6s Plusは現役です。買い替えのときに下取りに出すのは、手放す時期を逃さないという意味で大事なことだなと思いました。

書籍・本

  • 捨てられないものの代表格。しかし心を鬼にして大部分捨てました。
    • ブックオフで入手したものを後生大事にしていた自分の姿勢も謎ですが。
  • 一番の理由はリアルに「虫」が湧くから。紙魚なんだかチャタテムシなんだか分からないけれど、放置された本は本当に危ない
  • 大人になったので、それでも買いたいものは電子書籍Kindle)で買います。既に積ん読がたくさん。
  • (歩いて行ける)図書館という文化資本 > 部屋に置く空間コストと保管リスク
  • 全巻そろった『DEATH NOTE』『十二国記』とか、電子書籍になっていない宮部みゆき氏の著作とか、大事なものは一部残しています(が、これもいつか手放せるといいな)

  • 捨てるのが苦手な代表格。取扱説明書・健康診断の結果・昔のノート・手帳・手紙・エトセトラ。
  • しかしこれも、虫と湿度とホコリの生贄なのです…。
  • iPhoneに「書類をスキャン」という機能があります。(メモApp OR ファイルApp)これが本気でいいのでおすすめしたい。iPhoneの端末価格は安いとは言えないけれど、いつでも使えるスキャナだと考えたらその価値は急騰します。
    • iCloudに保管+Googleフォトにバックアップしておけば、たぶん紙の寿命よりも長く保管できる。不自由なく検索できるようになるのも近いでしょうし。
    • Microsoft PixでもAdobe Scanでも、カメラ系のAppには書類スキャンが備わるようになって、それぞれもう十分過ぎるほど優秀ですね。

CD・MD

  • CDにはアーティスト性のようなもの、MDには手作り感のようなものが宿り、なにかしら資産価値を感じてしまうのです。これが捨てづらい。
  • しかし冷静になってみると、CDもMDもここ3年くらい開けてもいなければ再生してもいない。というか再生機器が無いことに気が付きました。
    • 一応Mac用のSuper Driveを持っているけれど、これもそう遠くない未来にUSB-Aが駆逐されれば使えなくなるでしょう。
    • 古いオーディオコンポが一応あるものの、より一層使っていない。
  • 多分にもれず、きょうびサブスクリプションで聴いています。「配信されていない楽曲は、存在しないものとする」の姿勢。
    • 余談ですが、サブスクには自分では購入には手を出せないクラシック音楽等々が惜しげもなく並んでいるのに感激して、聴いてみるようになりました。
  • サブスクリプションが正義だとは言い切れませんが、私の残された活動余命を欲張って30年と見込んでも、普及・発展・進化こそすれ、物理メディアに戻ることは無いだろうと思います。
  • たぶん東京23区であれば、ケースも含めて「燃えるごみ」で出せる。エポックメイキング!

洋服

  • けっこう前からちょくちょく捨ててきたので、そんなに残っていませんでしたが。
    • 諸悪の根源は「スーツ」だと思う。今はほとんど私服通勤にして仕事着と普段着を分ける必要がなくなったので、収納しておくべきものがぐっと減った。
    • 積極的な意味で、ユニクロと無印で揃えていきたい。最近とても無印良品が良くなったと思います。好き。

これから捨てるもの

  • インクジェットプリンタ
    • 最後に使ったのは何年前だろう。あの頃はどうしてインクジェットプリンタを駆使して年賀状を作ることに、世界は価値を見出していたんだろう(アレは時間と金の無駄だったなと本気で後悔している)
    • 昔のように広いスペースって要らなくなるように感じる。なんらか“書き物”がしたいとなるとまた別なんでしょうけれども。
    • デスクトップを捨てて空いたPCデスクを流用したいと考えているのです。