辻村深月『家族シアター』

家族シアター (講談社文庫)

家族シアター (講談社文庫)

読み終わった本の記録。

「家族」を舞台にした短編集。押し付けがましくなく、あたたかいのがよかった。

それぞれ独立しているはずなんだけど、なんとなくどこかで繋がりがあるように感じる。バンド(音楽)、先生、いじめ、など。


  • 「妹」という祝福 ☆
  • サイリウム
  • 私のディアマンテ
  • タイムカプセルの八年
  • 1992年の秋空 ☆☆
  • 孫と誕生会 ☆☆
  • タマシイム・マシンの永遠

恒川光太郎『ヘブンメイカー』

ヘブンメイカー (角川文庫)

ヘブンメイカー (角川文庫)

読み終わった本の記録。

『スタープレーヤー』の続編。続編とはいうものの、この作品でひとつの作品になっているので順番は不同でよいと思う。ただスタープレーヤーから続けて読んだほうが、世界観と(それとの違和感)に没入しやすいように思う。

本作の完成度はすごい。もっと評価されてしかるべきだとさえ感じた。読み終わったあとしばらく呆然とするほど。振り返ればスタープレーヤーのファンタジーと魔法はどこかヒトゴト感があった。対して本作ヘブンメイカーのそれは、自分ならどうするだろう、どうすればいいだろうという切羽詰まった危機感と緊張感がある。

鐘松孝平とサージイッキの物語が交互に語られる。刊行時に孝平パートが足されたそうでその意味で大きく変わっているようです。

特にサージイッキクロニクルの序盤から中盤にかけて、静かに近づいてくる「恐怖」や「絶望」リアル。ファンタジーなのに。

また、舞台も広がり登場人物が増え決して分かりやすい物語でないのに、迷子にさせない描き方は、まさに魔法。

恒川光太郎『スタープレイヤー』

スタープレイヤー (角川文庫)

スタープレイヤー (角川文庫)

読み終わった本の記録。

他の恒川作品とは全然違うよ、という前評判は聞いていて、そして続編『ヘブンメイカー』もあるよと聞いていて、そのために読む踏ん切りをつけるまでに時間がかかっておりました。

これまでの古き/日本っぽい雰囲気とは変わって、魔法の(しかしそれもわりと生臭い)世界。

プレイヤーはPlayerではなくPrayerなのかな。誰かの願いの世界で、私は何を願うだろう。

いま続編『ヘブンメイカー』を読んでいます。

中山七里『いつまでもショパン』

いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

読み終わった本の記録。

第2弾の『おやすみラフマニノフ』が手に入らなかったので(こういうとき電子化されてないとつらい)第3弾から手にとってしまった。ただ『ドビュッシー』と繋がりのある描写も多くないので、独立した作品として楽しんでいいと思う。

岬先生の描写があえて少ないなかで、コトがどう進んでいくのかやきもき。多少、それはファンタジーに過ぎるのではと感じる部分もなくはないけど〈音楽ミステリ〉としては必要な成分だったでしょう。

井上夢人『風が吹いたら桶屋がもうかる』

風が吹いたら桶屋がもうかる

風が吹いたら桶屋がもうかる

読み終わった本の記録。


シュンペイ。ヨーノスケ。イッカク。(超)能力、そして推理。