- 作者: 飯間浩明
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: Kindle版
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Amazon Prime Readingで読了。これPrime Readingの対象にしていいんでしょうか。わりと半年分の会費くらいの価値があるように感じましたよ。
三浦しをんさんの『舟を編む』は傑作でしたね。アニメもよかったし。それで本職の方からの視点の本が出るーーというのがまたフィクションが現実を覆すようでダイナミック。実際【愛】のくだりではそのような描写があるので、小説や物語の力を感じました。
紙の辞書を買うどころか「ひく」という行為自体、考えてみれば15年くらい触れていません…。ちょっと本気で欲しくなりました。欲しくなりましたが、辞書ってどこでどういうかたちで買って、どこに置くものだっけ……。
子供のころに感じた「同語反復」(Aの語釈にあるBをひくと、Bの語釈にAが出てくる)についても触れられてて、すごく嬉しかったです。ぼくが感じた不満と憤りは間違ってなかったんや!
終わりの章にもありましたが、いわゆるデジタル化の波は否応なく迫ってくるし、なんなら人間が追いつかないといけないくらいの時代です。そんな中で言葉の世界に立ち向かっていく姿は、とてもかっこよくみえました。