中山七里『ヒポクラテスの憂鬱』

ヒポクラテスの憂鬱

ヒポクラテスの憂鬱

読み終わった本の記録。続編まで続けて読める幸福。

サブタイトルの章立てが、かの「ガリレオ」っぽくてフフッってなってしまった。

少しずつ成長していく主人公と、ほのかな距離感が楽しい。

中山七里『ヒポクラテスの誓い』

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)

読み終わった本の記録。

おもしろかったよー。中山七里さんの文章はなんだろうやけに読みやすい。

「さよならドビュッシー」の岬洋介にも似た、圧倒的な才能が意外な真実を暴いていく構図。描写が細かい。

主人公の葛藤と裏のテーマを、各短編に編み込む手腕には賞賛しかない。


栂野真琴、キャシー、光崎。古手川刑事のキャラクターが特にいい。

星新一『午後の恐竜』

午後の恐竜 (新潮文庫)

午後の恐竜 (新潮文庫)

読み終わった本の記録。

Kindleで衝動買い。ほかの短編集に比べると、一編が少し長め。

ショートショートは寝る前に読むのにこれ以上のものはない。