中山七里『ヒポクラテスの誓い』

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)

読み終わった本の記録。

おもしろかったよー。中山七里さんの文章はなんだろうやけに読みやすい。

「さよならドビュッシー」の岬洋介にも似た、圧倒的な才能が意外な真実を暴いていく構図。描写が細かい。

主人公の葛藤と裏のテーマを、各短編に編み込む手腕には賞賛しかない。


栂野真琴、キャシー、光崎。古手川刑事のキャラクターが特にいい。