macOS Sierra 10.12.5にはメッセージ.appとiMessageに国番号+81に関する問題がある様子

誰かの役に立ったら嬉しいので、タイトルにできるだけ突っ込んだ。

macOS Sierra 10.12.5をクリーンインストールしたあと、メッセージ.appでiMessageの受信・送信で問題が出た。

言語化するのが難しいのだけれど、フォーラムを見ていたらそのままズバリのものが見つかった。

自分で把握できたのは次のような現象。

  • iOS10のデバイスからのiMessageの送信には問題がない。(私の手持ちにはiPhone 6s Plusと5sがあるがどちらもOK)
  • メッセージ.appからの送信時に、090ないし080で始まる普通の電話番号宛にiMessageを送ろうとすると、送れない。
  • 送信前にはiMessage登録済みの青いアイコンが出ているため、一見普通に送れるように見える。
  • 送信するときに"+81"の国番号をつけ、最初の0を除いた番号で送信すると送れる。
  • しかし宛先は連絡先の名前が表示されず、番号での表示になる。
  • メッセージ.appでiMessageを受信したときに、差出人が +81 90 1111 2222 のような番号で表示される。
  • 差出人の名前(連絡先にある名前)が表示されない。
  • このとき、iPhoneの方には普通に表示される。

分かっている範囲ではこのような症状が発生した。また、OS(Sierra)のクリーンインストール前には発生していなかった。

Macの言語と地域の設定を見直したり、設定項目を舐めるように探したものの、解決策が見当たらない。

それで、英語版のフォーラムを探したところ、もう少し踏み込んだものが見つかった。

これを見るかぎり、少なくとも2017年4月の時点で発生していたらしい。

気になるのは次のような記述のある箇所

May 9, 2017 8:25 AM

I have the exact same issue. Also happened after a fresh reinstallation of Sierra a few days ago.

May 11, 2017 7:47 AM

I have exactly the same issue after rebuilding one of my MacBooks (2016 MBPr). Interestingly my other MacBook (2012 MBPr) - which is also running the latest Sierra build (10.12.4) works fine still, as does my iPhone, iPad. My Apple Watch is displaying the same buggy behaviour though?

Jun 16, 2017 12:39 AM

Yes, Macs that have been upgraded to 10.12.5 are fine, it's just new installs of it that are broken.

自分の英語力にはとても自信がないのだけれど、それでも自分の状況と照らして「after rebulding」ないし「after fresh reinstallation」あたりから、クリーンインストールがきっかけになっている人が多いように見える。これが真なら、Sierra未満のOSからのアップグレードで使い続けている場合には問題が出ていないのではないか。自分がまさにそうだったし。

というか、Sierraクリーンインストールした人か新しいMacを購入した人で、かつMacでメッセージ.appを使っている人だけしか症状を把握していないのではないか。

しかしそれにしても日本語の情報が乏しい。英語のフォーラムには似たようなスレッドがいくつか見つかったのが…。iMessageをiOSバイスで使っているかぎりは問題ないせいだろうか。

なんにしても、今のところ改善方法が見つかっていない。(1) メッセージ.appを使わない (2) 連絡先の電話番号全てに国番号+81を加える のいずれかしかないようだ。連絡先を全て変更かけるのはとても無理…。

先のフォーラムの最後の部分に次のようにある。10.12.6で直ることを期待したい。

I did post a reply here saying it was fixed in 10.12.6 but it got deleted because I mentioned pre-release software. I guess this will get deleted too, despite it being helpful. Oh well.

次期OS High SierraではiMessageがクラウド化されるという喜ばしい機能が発表になっていたけれど、ぜひその時までにはなんとか綺麗に直っていてほしい。

Googleドキュメントで綺麗なフォントを利用する(Windows)

2023-05-30 加筆

2023年5月、ゴールデンウィークの前後くらいに、Noto Sans JPが実装されました。ついに。

余計なことはせずに、フォントを追加してお使いになるのをおすすめします。現時点では、どの書体よりも安定して美しいと思います。

GoogleドキュメントでNoto Sans JPを選べるようになった。


2018-12-11 加筆

このブログで一番アクセスが多い記事のようなので、たまには加筆修正します。

2018年12月現在、Chrome 71で〈Noto Sans JPのボールド(太字)が印刷できない現象〉が解消された模様です。そのため、おそらくいまは次のような設定にすると美しいと個人的には思います。

ブラウザの「標準フォント」を「Noto Sans JP」にする。

「游ゴシック」でも綺麗。 書体のデザイン的にはこれが至高だと思う。嘆息する美しさ。

ただWindowsレンダリングが下手で、普通のブラウジングをするときに細く(薄く)て読みづらい。個人的にはNotoにしておくと不便がない。Sans-serifの指定もこれに変えた。

Googleドキュメントで追加できる書体にいくつかの日本語も提供されるようになったので、これに加えてもらえたらローカル依存もしなくなるのに!

Googleドキュメントのフォントの指定を「Roboto」にする。

これは正直なんでもいいのですが、Googleの指針でNotoはRobotoにも合うようにデザインされているとどこかで見たので、おとなしく従ってみると考えることが減ってよい。MonoやCondensedもあるので、長大な表なんかの用途にも対応できてよいと思う。


初稿

まえおき

GoogleドキュメントをWindows環境で利用すると、日本語部分のフォントが「メイリオ」もしくは「MS Pゴシック」になるのがおそらく普通だと思われる。

フォント自体に罪はないが、文書を作る手前できるだけ読みやすい書体を使いたい。個人的な好みの問題だが、紙で見るメイリオは文字の圧力が強すぎる印象がある。見出しだったらよいが、本文に連続するとつらい。

MacならヒラギノChromebookならNoto Sans CJKで表示されてキレイなのに、Windowsだと悔しい…と思っていた。

結論

  • ブラウザの「標準フォント」を「Noto Serif CJK JP」にする。
  • ドキュメント内のフォントの指定を「Times New Roman」にする。

こうすることで、本文と見出しのバランスがよくなった。

「デフォルトのスタイルとして保存」して、使いまわせる機能があるので、とてもよい。

ブラウザの「標準フォント」の設定をいじるので、他のWebサイトを閲覧したときに「Noto Serif CJK JP」が適用される副作用はもちろんある。Webサイトをセリフ・明朝体で閲覧するのは一般的ではないと思うが、だいたいのWebサイトはsans-serifが指定されているので大丈夫そう。というか「Noto Serif CJK JP」がよくできているので、これで表示されても特段問題ない。

この設定だと、同じGoogleドライブ仲間のスプレッドシートでも「標準フォント」が出てくるけれど、これはもう素直にメイリオを指定しよう。ふところが大きくて読みやすい。

結論の先

Google様が、日本語Webフォントを指定できるようにしてくださるまでの辛抱だ。この暁には、OSごとの差異もない地平が広がっている。どうかお願いいたします。

試行錯誤の記録

Googleドキュメントの言語の指定をEnglishにすると、Google提供のWebフォントが追加できる。羨ましい。しかし日本語ではまだできないのが残念。

セリフ・明朝ではなく、サンセリフ・ゴシックの「Noto Sans CJK JP」でもよいと思う。というかこちらが先にリリースされていたので試していた。

しかし、なぜか「印刷」コマンドを実行すると太字(ボールド)指定した部分が適用されず、すべてRegularになってしまうことに気が付いた。編集・閲覧画面では太字(ボールド)は表示されているのに不思議。

「Noto Sans CJK JP」と「Noto Serif CJK JP」とでは、微妙にフォントファイルの構成が異なる?(~Sansは"Regular"と"Bold"に分かれて解釈されているように見える)

あるいは、Chromeのフォント表示(特に印刷の部分)の問題かもしれない。

とにかくその過程で、フォントにGeorgiaTimes New Romanなどの欧文書体を指定した場合、和文はブラウザの「標準フォント」が使われることが分かった。

「Noto Sans CJK JP」では太字問題が解決できなかったが、「Noto Serif CJK JP」の場合には、太字が問題なく扱える。本当は見出しにゴシック指定などしたいところだけれど、太字がかなりはっきりしているのでここは妥協する。メリハリのある体裁にできて嬉しい。

なお、Adobeが提供している「源ノ角ゴシック」「源ノ明朝」は、そもそもChromeのフォント設定で「指定はできるが無視される」という謎の現象があって、Notoシリーズの方がよかった。

欧文はTimes New Romanでなくても別によい。

和文明朝体に欧文サンセリフは普通組まないと思うから、セリフのTimes New RomanGeorgiaの2択。ドキュメントの言語設定をEnglishにするとWebフォントを追加して選べるのでこの場合は選択肢は膨大になるが、あまり複雑にしてしまうのもどうかなと思う。

個人的に、Georgiaの特にオールドスタイル数字が大好きだが、見出しサイズの大きさに使いにくいのと、文書を見る人に「なんか数字ヘンじゃない?」とか突っ込まれるのが予想できるので、とりあず素直にTimes New Roman

できれば本文くらいはGeorgiaにしたい。が、個別に指定するのがちょっと面倒なので保有中。

余談

Google ドキュメントの便利さに心酔している。

最近「段組み」ができるようになったときから、完全に虜になった。

スプレッドシートはまあExcelの操作感と異なる部分で、もどかしく思う部分もあるけれど(独自の関数、特にUNIQUE関数は尊い)ドキュメントはすばらしい。もっと注目されてもよいと思う。

Wordは機能が多すぎて使いこなせない部分があるけれど、これくらい機能が絞り込まれているほうが、誰が作ってもキレイなものができるのではないかと思う。凝ったものを作ろうとするのは別に譲ろう。

ボウズ記念日(初)

生まれてはじめてボウズにしてきました。

もともと短くしておくのが好きで、だいたい2週間おきに1,000円カットに通ってきたんですが、どんどん短くなっていって「これもうボウズと変わらなくね? というかセットとかするのめんどくさくね? てかボウズの人カッコよくね」という思考回路が生成されていきまして。ついに今日丸坊主にしてきました。

3ミリ〜トップ6ミリくらいらしい。超がつく直毛だから本当はもっと短くてもいいと思ったけれど(伸びかけで形が悪くなるのがいやで)はじめてだし勧められるがまま。

正直、とても気に入ってしまった。

月曜から会社に行ってどうしても色々聞かれるだろうから、それが面倒だと思うけれど、案外まわりはすぐ慣れるだろうと思いたい。