Googleドキュメントで綺麗なフォントを利用する(Windows)

2018-12-11 加筆

このブログで一番アクセスが多い記事のようなので、たまには加筆修正します。

2018年12月現在、Chrome 71で〈Noto Sans JPのボールド(太字)が印刷できない現象〉が解消された模様です。そのため、おそらくいまは次のような設定にすると美しいと個人的には思います。

ブラウザの「標準フォント」を「Noto Sans JP」にする。

「游ゴシック」でも綺麗。 書体のデザイン的にはこれが至高だと思う。嘆息する美しさ。

ただWindowsレンダリングが下手なため、普通のブラウジングをするときに細く(薄く)て読みづらいため、個人的にはNotoにしておくと不便がない。Sans-serifの指定もこれに変えた。

Googleドキュメントで追加できる書体にいくつかの日本語も提供されるようになったので、これに加えてもらえたらローカル依存もしなくなるのに!

Googleドキュメントのフォントの指定を「Roboto」にする。

これは正直なんでもいいのですが、Googleの指針でNotoはRobotoにも合うようにデザインされているとどこかで見たので、おとなしく従ってみると考えることが減ってよい。MonoやCondensedもあるので、長大な表なんかの用途にも対応できてよいと思う。


初稿

まえおき

GoogleドキュメントをWindows環境で利用すると、日本語部分のフォントが「メイリオ」もしくは「MS Pゴシック」になるのがおそらく普通だと思われる。

フォント自体に罪はないが、文書を作る手前できるだけ読みやすい書体を使いたい。個人的な好みの問題だが、紙で見るメイリオは文字の圧力が強すぎる印象がある。見出しだったらよいが、本文に連続するとつらい。

MacならヒラギノChromebookならNoto Sans CJKで表示されてキレイなのに、Windowsだと悔しい…と思っていた。

結論

  • ブラウザの「標準フォント」を「Noto Serif CJK JP」にする。
  • ドキュメント内のフォントの指定を「Times New Roman」にする。

こうすることで、本文と見出しのバランスがよくなった。

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「デフォルトのスタイルとして保存」して、使いまわせる機能があるので、とてもよい。

ブラウザの「標準フォント」の設定をいじるので、他のWebサイトを閲覧したときに「Noto Serif CJK JP」が適用される副作用はもちろんある。Webサイトをセリフ・明朝体で閲覧するのは一般的ではないと思うが、だいたいのWebサイトはsans-serifが指定されているので大丈夫そう。というか「Noto Serif CJK JP」がよくできているので、これで表示されても特段問題ない。

この設定だと、同じGoogleドライブ仲間のスプレッドシートでも「標準フォント」が出てくるけれど、これはもう素直にメイリオを指定しよう。ふところが大きくて読みやすい。

結論の先

Google様が、日本語Webフォントを指定できるようにしてくださるまでの辛抱だ。この暁には、OSごとの差異もない地平が広がっている。どうかお願いいたします。

試行錯誤の記録

Googleドキュメントの言語の指定をEnglishにすると、Google提供のWebフォントが追加できる。羨ましい。しかし日本語ではまだできないのが残念。

セリフ・明朝ではなく、サンセリフ・ゴシックの「Noto Sans CJK JP」でもよいと思う。というかこちらが先にリリースされていたので試していた。

しかし、なぜか「印刷」コマンドを実行すると太字(ボールド)指定した部分が適用されず、すべてRegularになってしまうことに気が付いた。編集・閲覧画面では太字(ボールド)は表示されているのに不思議。

「Noto Sans CJK JP」と「Noto Serif CJK JP」とでは、微妙にフォントファイルの構成が異なる?(~Sansは"Regular"と"Bold"に分かれて解釈されているように見える)

あるいは、Chromeのフォント表示(特に印刷の部分)の問題かもしれない。

とにかくその過程で、フォントにGeorgiaTimes New Romanなどの欧文書体を指定した場合、和文はブラウザの「標準フォント」が使われることが分かった。

「Noto Sans CJK JP」では太字問題が解決できなかったが、「Noto Serif CJK JP」の場合には、太字が問題なく扱える。本当は見出しにゴシック指定などしたいところだけれど、太字がかなりはっきりしているのでここは妥協する。メリハリのある体裁にできて嬉しい。

なお、Adobeが提供している「源ノ角ゴシック」「源ノ明朝」は、そもそもChromeのフォント設定で「指定はできるが無視される」という謎の現象があって、Notoシリーズの方がよかった。

欧文はTimes New Romanでなくても別によい。

和文明朝体に欧文サンセリフは普通組まないと思うから、セリフのTimes New RomanGeorgiaの2択。ドキュメントの言語設定をEnglishにするとWebフォントを追加して選べるのでこの場合は選択肢は膨大になるが、あまり複雑にしてしまうのもどうかなと思う。

個人的に、Georgiaの特にオールドスタイル数字が大好きだが、見出しサイズの大きさに使いにくいのと、文書を見る人に「なんか数字ヘンじゃない?」とか突っ込まれるのが予想できるので、とりあず素直にTimes New Roman

できれば本文くらいはGeorgiaにしたい。が、個別に指定するのがちょっと面倒なので保有中。

余談

Google ドキュメントの便利さに心酔している。

最近「段組み」ができるようになったときから、完全に虜になった。

スプレッドシートはまあExcelの操作感と異なる部分で、もどかしく思う部分もあるけれど(独自の関数、特にUNIQUE関数は尊い)ドキュメントはすばらしい。もっと注目されてもよいと思う。

Wordは機能が多すぎて使いこなせない部分があるけれど、これくらい機能が絞り込まれているほうが、誰が作ってもキレイなものができるのではないかと思う。凝ったものを作ろうとするのは別に譲ろう。