2024-01-05 馳星周『少年と犬』 本 少年と犬 (文春文庫)作者:馳 星周文藝春秋Amazon 読み終わった本の記録。 直木賞受賞作はやはり伊達じゃないですね。文章がすっと入ってくること入ってくること。ずっと面白かった。日中で読み切れた。 犬〈多聞〉をめぐる7つの編。 出会う人の方が境遇に難をかかえているといえばいいのか。犬との出会いが「救い」になっていく。 「娼婦と犬」が好き。緊迫感とままならなさと、それでも手放さない優しさが、ずきずきと浮かび上がっていたように思う。