蓮見恭子『メディコ・ペンナ』

読み終わった本の記録。久しぶりに小説を読んだ。表紙で選ぶ。

万年筆と神戸と、ちょっと〈人生が変わる〉物語。

取材だけでなく、たぶん筆者が万年筆がすごく好きなんだろうなーと感じた。

メーカーや万年筆の固有の名称がたくさん出てくる。最初に出てくるのが「kakuno」であり、次に出てくるのが「プレピー」なところに、これは〈信用に足る〉と思わせる部分がありました。

軽い読み味で、ほんわかするような章立てでよかった。主人公以外のキャラが立っている。僕はミキ社長が好きです。

モノ、道具を大事にするっていいですね。

書いた紙の方を保管しておくのが億劫になってきてしまって、すっかり手書きする機会が減ってしまったけれど、万年筆はいまでも憧れです。