綾辻行人『暗黒館の殺人』上・下

暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)

暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)

暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

読み終わった本の記録。長かった…。ネタバレ書きます。

十角館の殺人』からいきなりこれを読んでしまうのはどうなのよ、と思うのですが、一番“密接に関わる”ものだと感じるのである意味で正解だったように思う。

細かい点についてはわからなくても、何度もヒントが提示されるので〈時制の不一致〉については、かなり早い段階で気がついてしまうのではないかと思う。名前の描写、色の描写については「気がつけよー気がつけよー」と言っているようなもの。

それとは別にダリアと人魚の秘密の館については、なすがままに楽しみましょう。

暗黒館の広大な間取り図が巻頭にあるわけなのですが、自分がどうもこういうのが苦手で…。ものすごく真剣に読んでいたら、必要な部分については本文にまた丁寧に出てくるというね。長さと章立ての多さのわりに親切設計なので、あまり考えすぎないでどんどん読み進めるのが正解のような気がします。

しかし〈視点〉のフォント違いの描写はアリなのか!?と一周回って斬新でしたね。紙の本ってWebや電子書籍に比べて自由だなぁって感じた。一般的には逆に言われることのほうが多い気がするなかで。