- 作者: 小野不由美,山田章博
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 152回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
人が人であることは、こんなにも汚い
読み終わった本の記録。
人が人であることは、こんなにも汚い
読み終わった本の記録。
読み終わった本の記録。
こういうの。こういうのが好き! 明るくて穏やかで、すごく読後感がいい。
人と場所と時間のつながりが、少しずつ交差する。小説だから「デキスギ」の部分はあるにしても、私の住む世界だって小さな出会いと交差でデキているんだよなぁ。代わり映えのしない、ともすれば殺伐とした現実世界だけど、ちょっと頑張ってみようと思える。もうちょっとヒトや世界に目を向けてみようと思える。
登場人物も、またぐ時間も多様の舞台で、「あっ」という喜びを感じながら無理なく読める。さすがの筆力。
読み終わった本の記録。
ちょっと…じゃねえ、ちょっとじゃなく怖いわ!表紙に騙されたわ!ショートショートでした。星新一みたいにページ数に波がある。
「噂地図」「手紙の主」「スイッチ」「だまだまマーク」あたりがやけに印象に残る。