加納朋子『ななつのこ』

Amazon Prime Readingで読了。

これ好きでした!いいですね。ちょっとの謎と、素敵な謎解き。おしつけがましくないのがいい。

Amazonのレビューを読んでると「ミステリーとして足りない」的なことも多いけど、文中でも別に「これが答えだ!」なんて表現はなかったと思うんだけどなぁ。

日常・文中の物語・手紙と、かなり複雑な構造をしているのにもかかわらず、それを苦に感じさせない筆力はすさまじいと思いました。むしろ編が進むほど、次は?次は?と気になっていく。

そういえば、デパートの屋上の遊園地っていまもあるところにはあるんでしょうか。

樋口有介『彼女はたぶん魔法を使う』

Amazon Prime Readingで読了。

これけっこう好き。余裕ができたら「柚木草平シリーズ」をもっと手に取りたいなと思った。

「ハードボイルド」というジャンルって、流行らないんでしょうか。最近あまり注目されているのを見ないですね。この本を読んで、中学生〜高校生くらいのときにけっこう好きだったなと思い出しました。

ハードボイルドな主人公には会話の仕方に一定の法則みたいなものがありますよね。ぶっきらぼうのベースに、シャイなところと愛情深さとトッピングした感じみたいな。読んでるとクセになります。実際にそんな話し方をする人に会ったことないんですけどね。というか実際会ってしまったら「礼儀も知らんやつだな」とか言っちゃいそうですけどね。

神戸宅『マネロン 2億円の行方』

マネロン 二億円の行方 (TO文庫)

マネロン 二億円の行方 (TO文庫)

Amazon Prime Redingで読了。まとめて書けばいいのだけれど、カテゴリ「本」で自分が読んだ本をタイトルで一覧したいのでごめんなさい、記事乱造です。


もともと「小説家になろう」からだとか。時代はどんどん変わっていきます。

さわやかで、またプロセスが丁寧というか誠実なように感じられてよかったです。あえてなのかもしれませんが、傍流の部分なのかな、「追う側」といえばいいのでしょうか。そちらがどんどん進んでいってしまう点だけ、ちょっと気になりました。