小島寛之『使える!確率的思考』

読み終わった本の記録。

なんとなく手にとって借りてきたが、面白くてわりと一気に読んでしまった。

2005年11月刊行。書名はキャッチーだけど、たぶんこれは出版側が売りたい欲を出した側面が強そう。中身はかなり真面目に、数学・経済学的な面から「確率」について易しい言葉で解説してくれている。

けっこう厳密なものなのかと思っていた部分が、いや最近はむしろ「人間の直観、感覚に近いもの」が現れているというのがおもしろかった。この「ベイズ推定」以降の内容は、この10年・20年で一気に進んだ感があり、その成果が生成AIなんだろうと、にわか聞きかじりの私は想像しています。