三浦しをん『むかしのはなし』

むかしのはなし (幻冬舎文庫)

むかしのはなし (幻冬舎文庫)

短編集。いわゆる「昔話」をモチーフにした短編で、しかしその途中でこれが全体でひとつのおはなしであることが半ばで明らかになる。

連作短編自体は珍しくないけれど、それが隠されている構造をもつ短編集はけっこう珍しいのではないかと思う。そして構造だけでなく、実は地球滅亡を前にするSFだったことが明らかになる。非常によくできている。

独白という形をとりつつ、メールだったり取り調べだったり日記だったり、それが工夫に富んでいて、まったく飽きることがありません。

ロケット、犬、諦観と愛情。言葉と物語。けっこうどうしようもない主人公たちなのに、憎めない。むしろ愛おしくなるような人物たちでした。

伊藤計劃『屍者の帝国』

ようやっと読み終わった…。「読み終わった」という表現が正しくないような気がする。ただ「終わった」の方が適切のように思う。

伊藤計劃虐殺器官』を読んで、多分にもれず感激しておりました。

がしかし、ちょっとね、いやな予感がしておったのですよ。円城塔氏ですから。もうあれ、なにがなんだかわたしの脳内理解の範疇と速度をガンガンに飛び越えていかれましたね。

円城塔による文章を、わたし以外のひとはどのように読んでいるのか不思議でならない。好きな(というか波長が合う)読者にとっては、比類のない作風であろうとは思います。しかし。しかし分からないよ。

虐殺器官』もSFを舞台にしながら、言葉とその作用についての思索が主だったとは思う。が、本作におけるワトソンやバーナビーをはじめとした、分かりやすくそしてよく動くキャラクターがありながら、それに油断しておりました。

www49.atwiki.jp

ここの感じが自分に一番近くて、少々安心してしまいました。

iPhone 6s Plus 64GB ローズゴールド SIMフリーモデルを買った。

購入

  • 2015-11-12
  • Apple Care+ も追加。
  • Apple Storeオンラインにて。SoftBankの2年契約が残っているため、その間はまだそのSIMを利用。
  • 2年契約が終わったら、MVNOに移行するつもり。

フィルムとカバー

感想

  • でかい。
  • バッテリーがもつ。でかすぎて持ち歩く頻度が下がる→結果としてバッテリー長時間駆動になっている疑惑。
  • まだ5sが動くので家のWi-Fi環境下ではそれを使ったりするが、小柄で軽くてとても快適だと思う。
  • はじめでかいと思った、Nexus5もいまや小柄でデキる子。
  • Kindleで初めて漫画読んだ。話題になってたエヴァンゲリオン。大きい画面はこういう用途に活用したいと思った。