荻原浩『金魚姫』

金魚姫 (角川文庫)

金魚姫 (角川文庫)

おもしろかった!読みやすくて、昨日の晩から読み始めて、本日日中に夢中になって読んでしまった。

キャラクターの時点でもう勝っている。主人公 潤を応援しながら、ヒロイン リュウの奔放さに一緒に振り回されながら、その関係にどぎまぎするばかりである。もっとコメディによっているのかと思いきや、手を伸ばせば触れてしまいそうな距離にある「死」をめぐる物語であった。

後半の謎証しよりも、前中盤の方でうるっときた。なぜかうまくいくようになったのは偶然か必然か。だんだんと毅然と立ち向かっていく姿に勇気をもらえる。そしてその伏線がすばらしい。


2021年2月12日 金曜日。曇り。

そんなこんなで読書をして過ごしたが、なんとかなった。

オンライン飲み会@職場が、おっくう&おっくうで、身の振り方に悩んでいる。