宮部みゆき『ペテロの葬列』

ペテロの葬列

ペテロの葬列

読み終わった本の記録。長い作品ですが(返却期限に追われつつという素晴らしいトルクもあって)新鮮なうちに読み終えられました。

前作『名もなき毒』を読んだのがずいぶん前のことです。内容を申し訳ない、ほぼ覚えていないのですが、たぶんそれを読んだときにはまだ〈子供〉だったなぁとは思います。私はまだサラリーマンじゃなかった気がする。ちょっとね、読み直したいと思いました。

宮部さんの著作を読むのもまた久しぶりで、優しいまなざしと語り口に癒されました。

最近色々な方の小説を読んできてますが、宮部みゆきのミステリーみたいに、いくつものエピソード(それも一見関係なさそうなつながり)を次々に出して閉じてまた出して結んで開いて……という手法は、わりと珍しい方はのではないかと思えてきました。

主人公 杉村三郎は“地味などこにでもいそうな”サラリーマンとして描かれてきてますが、その妻に語らせたように、ほぼスーパーマンですわ。驚異のコミュニケーション能力と洞察力。何より体力(仕事もしながら調べごともして面倒もみてって常人の域ではほぼ無理)

次の活躍に期待したいと思います。