辻村深月『青空と逃げる』

青空と逃げる

青空と逃げる

読み終わった本の記録。

すごく心に残る作品だった。母と子の逃避行。ロードムービー

土地の風景と人の営みと時間の流れの描写が生き生きとしていた。新聞連載だから必然的に短い章が交互に続くところ、それを視点の切り替えとミスリーディングに用いるのが効果的に効いてる。

人っていいな、辛いことも多いけど暖かさや助けもそこにあるもんなんだなって思わせてくれる。終章は涙が出てきた。