津原泰水『ヒッキーヒッキーシェイク』

読み終わった本の記録。Kindle版。

著者2冊目読み終わり。とても映像的にみえた。読書の認識さえ揺さぶりにかかる書きぶりは、著者一流だと思う。

根底に流れる暗さ、不穏さ、そして生活臭さが、事象の荒唐無稽さと不協和音のように鳴り続ける。明るいのに怖い、暗いのに楽しそうみたいな。小説はこんなにも広いんだ。