恒川光太郎『私はフーイー』(沖縄怪談短篇集)

読み終わった本の記録。

最新刊を除いて、恒川光太郎さんの作品はこれで読み切ってしまっているような感じがする。

単行本の表紙が怖すぎて最後まで手にとれなかったのですが、怪談といってもグロくはないので(これが不思議なのだが、文体のなせるわざなんだろうか)わたしのように“怖い話”が苦手な人でも読めると思う。おすすめ。

沖縄についての素養はまったくないので、なんとなくわかるような気がしてくる方言の描写が、どこか異国のようなふわふわした感覚に連れて行ってくれる。


  • 弥勒節 ☆
  • クームン
  • ニョラ穴 ☆
  • 夜のパーラー
  • 幻灯電車
  • 月夜の夢の、帰り道 ☆☆
  • 私はフーイー ☆