中山七里『いつまでもショパン』

いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

読み終わった本の記録。

第2弾の『おやすみラフマニノフ』が手に入らなかったので(こういうとき電子化されてないとつらい)第3弾から手にとってしまった。ただ『ドビュッシー』と繋がりのある描写も多くないので、独立した作品として楽しんでいいと思う。

岬先生の描写があえて少ないなかで、コトがどう進んでいくのかやきもき。多少、それはファンタジーに過ぎるのではと感じる部分もなくはないけど〈音楽ミステリ〉としては必要な成分だったでしょう。