中山七里『さよならドビュッシー』

さよならドビュッシー (宝島社文庫)

さよならドビュッシー (宝島社文庫)

読み終わった本の記録。

いましたよまた。Kindleになってない作品群を抱えた作家が(調べたところ別のシリーズでは電子化されているものもあるようで)

今日は冠婚葬祭の黒いスーツを買いに行く用事があったんですけど、小春日和のうららかな日差しを味わいたくて(なかなか出るのがおっくうで)気づいたら終盤まで読みきっていました。

「どんでん返しの帝王」の異名を、というか恥ずかしながら筆者の名前を存じ上げなかったわけなのですが、これはまたおもしろい。あとで調べたWikipediaの充実さ加減も。お名前から勝手に女性かと想像していたんですが、まさかの男性。ストーリーの軽妙な運び方も、無理のない言葉選びも、とても好きです。

多作な方のようで、また読むべき本が尽きないことを知ってしまった焦燥と幸福。


火事。ピアノ。相続。岬洋介先生。