Evernoteをファイラー/ファイル置き場として使う

例にもれず、Evernoteを使いこなせないクラスタの末端も末端、崖っぷちに立っているわたしです。

ですが、最近になって自分にあった使い方ができているような気がしたのでメモ。同じような人を探してみても、検索の仕方が悪いのか全然引っかからなかったので、何かしら見つけれてくれる人がいたら嬉しい。例によって表題で言いたいことは終わっていますね。

DropboxEvernoteという双璧についての記事をわたしも読みまくるのです。その多くは「Dropboxはストレージ」「Evernoteはメモ」という出発点から始まりますよね。そして出来ることが多すぎて、もうパンクする。

そこで「Evernoteに全部貼っつけちゃえ」と思い立って始めたところ、これが便利でした。テキストじゃなくてExcelとかPDFとかをペタペタ貼ってくのが主です。

一、クラウド上に保存してくれるので、他所でも他の端末でも同期可能。これは前提。

一、ローカルに保存していなくても、そこにあるという安心感。「捨てようかな、後で使うかな」みたいな微妙なラインのファイルを貼り付けておくと、ローカルからは気兼ねなく消せるのがいい。

一、ファイルの展開やメール添付等々にわりと制約がない。これは意外に気が付かなかったけれど、貼り付けたものを編集して保存しても、難なく受け止めてもらえてます。メールへの添付はファイルと同様ドラッグアンドドロップで。

一、無料アカウントの60MBでかなり十分。仕事の種類にもちろんよるでしょうけれど、高解像度・高画質の画像や複雑なPDFを大量に扱うような環境でない限り、というか一般的なWordやExcelのテキストベースの情報である限り、上限に達することはほぼ無さそうです。

また、60MB/月という制限は、12か月限界まで使っても1GBまで増えないことを意味していて、これが安心します。仮にマシンを乗り換えるときや、別の環境と同期をとる時にもそんなに負荷がなさそう、という楽観の上に立っています。

一、簡易バックアップ環境として使える。版の管理と言ったほうがいいかもしれない。わたしにとってはこれが非常に便利。

「自動でしてくれるような立派な環境はないけれど、バックアップをなんとなくとっておきたいとき」ってありますでしょう。たとえばあるファイルを手動でバックアップしたいとき、普通はコピーをとってファイル名に日付とかを入れて、バックアップ先に移動したりする。これは、バックアップ場所に同名のファイルが存在できないという当たり前の前提があるからです。

そんなとき、Evernoteで「新しくノートを作る→ファイルを貼り付け」で完了できます。わたしはバックアップ用のタグを付けていますが、専用のブックを作ってもいいかもしれない。

同じファイル名のまま、自動でその時間も記録してくれる。特にいじらなければ、ファイル名がノートのタイトルになる。あとから検索をするときファイル名で検索かけて、時系列で並べれば一覧できて便利です。

幸いなことに、役に立ったことはないんですけれどね。恐縮ながら。

一、ファイルのメタ情報を一緒に保存できる。これも先に申しておきますと、今のところ役に立ったことはないんですけどね。

データでも原稿でも、そのファイルにはストーリーがある。「XX部の高梨さんがYY部の清水さんに宛てて作ったもの」とか「清水さんが手を加えてZZ部用に変換したもの」とか「部長確認済みの最終稿」とか。その情報ってみなさんどうやって管理、というか把握しているんでしょう。多くの場合、長大な引用を含むメールの山の中からストーリーを発掘してるんじゃないかと思うんです。単にわたしが物覚え悪いだけかもしれないけれど。

そんなストーリーと一緒に、ファイルを貼っつけておくと(気分が)いいです。

ここでも同名のファイルを貼っておけるのが有用です。最終稿だと思ったものにダメ出しが入って「ホントに最後の最終稿」となった場合でも、矢印とコメントでも入れておけば、あとで見たときに自信をもって特定できるので。


さして使いこなせてもいない身の上で、何をこんなに一生懸命書いているんでしょう。クリスマスの夜だっていうのに。