小川一水『天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河』

天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河

天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河

読み終わったところまでの記録。1〜4まで読んできて、今のところこれが一番好きかもしれない。

登場人物が絞られていて、把握しやすい。タックとアニーを中心に、基本的にみな優しい感情と記述が多くて、温かい。古き良き人情ものとSFガジェットが交わる。

そして「断章」ダダー ノルルスカインおよびミスチフの、誕生とその内面を知るという意味でも、シリーズ通して重要な巻ではないかと思う。

2020年7月7日 火曜日。曇りときどき雨。

出社の日。久しぶりというか3営業日空けての事務所。紙仕事が溜まっていたけれど午前中に片づいてよかった。しかしまぁ週の2日目にしてよくがんばるわ。表情筋が死んでしまいそう。にこにこ。ふわふわ。てくてく。肩は痛いし腰は痛いし目は真っ赤だし霞むし肌は荒れてるし、なんかもうね、怖い。身体という資本を無計画に費やしすぎだわ。ふわふわ。

職場にいると座っている時間が長いな。リモートワークだと「座ってなきゃいけない時間」以外は大体立ったり動いたりしているから、だいぶん勝手が違う。

帰りに久しぶりに1,000円カットに寄った。2週間ぶりに1ミリ。やっぱり短い方がいいや。そして2週間も伸ばしてしまうと刈るのが大変になりすぎる。ちゃんと自分でメンテナンスするようにしよう。自分で自分をコントロールできる範囲を増やしていくと、たぶん自己効用的な意味で良いような気がする。

最近はウイスキーをすすんで買う。たまに「ストロング缶 9%」を飲むとすごい酔う。

2020年7月6日 月曜日。雨。

在宅勤務の日。

月曜日はいつも眠い。久しぶりに、久しぶりに作業量が多くてちょっと自分を慰めてやりたい。しかし、その中身はだいぶ“昭和”らしいというか。この時代にひとつひとつなんでこんなに目視手作業を1日中やっているのかという内容である。雨もあいまって、なかなか精神的にくるものがある。定時前にきっかり終わらせられたことをヨシとしよう。これが常態化するとさすがにつらい。それでも善悪や程度を判断するような頭の使い方の問題でなかっただけヨシとしよう。ぶれぶれだな。

手に入らなければ欲しがり、持っていれば足りず、そこに無いものに振り回されてばかりだ。あることに喜びを見い出しましょう。しかし右頬に存在を主張しつつあるデキモノだけは早いところなんとかしたい。これどうしたらいいんだ。また手術か。