- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/10
- メディア: 文庫
- クリック: 29回
- この商品を含むブログ (74件) を見る
読了。ドタバタ誘拐劇。映像化されているとは知りませんでした。
主人公よりもその周辺、ヤクザの桜田のほうに感情移入してしまうのは、自分が歳をとったからでしょうか。
けっこうな長編だと思いますが、笑いの比重が大きくてすらすら読めました。ライトな読み物というガワをしてますが、子供に歩み寄っていく大人、活き活きとしていく子供についての表現に、思い入れを感じます。
読後感が悪くない。今日みたいな晴れた日に素敵なラストでした。