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道尾秀介『龍神の雨』

龍神の雨 (新潮文庫)

龍神の雨 (新潮文庫)

『向日葵の咲かない夏』に次ぐ代表作でしょうか。図書館で単行本で借りてきました。

雨を背景に交錯する2つの家族の物語。今回こそは「変化球」に対応できるだろうと思っておったのですが、相変わらずだまされました。気持ちがいいほどです。

蓮と圭介の視点からの物語が、楓と辰也のものになったとき、筆者得意の驚く結末が姿を表します。

同時に、2つの家族の真実が明らかになったとき、切ないながらも一条の救いを見るような気がします。

それにしても圭介くんは賢すぎないかとも思いましたが、子供を侮ってはいけないのかもしれません。