- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/11/28
- メディア: 文庫
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伊坂作品は実はあまり読んだことがない。昨今の作家・作品には珍しくないけれど、登場人物や舞台の作品間のリンクが多いイメージがある。それはきっと読者に対するサービスやサプライズなんだろうと思うけれど、天邪鬼なわたしには、それが作品に対する無理解に繋がるのではないかという恐怖に感じるのです。
4つの中短編集。なかでも表題作の「フィシュストーリー」がよかった。
こういう構造をもつ作品は多いと思うけれど、「音」も「人」も、作中のすべての言葉に無駄がなくて感銘をうけた。伊坂氏は映画的だな、と感じる。ざらついてるけどあたたかくて、最後に鮮やかに昇華されていく感じがする。
ポケット図解 構造主義がよーくわかる本―人間と社会を縛る構造を解き明かす (Shuwasystem Beginner’s Guide Book)
- 作者: 高田明典
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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興味本位で借りてきたけれど、これが意外によかった。